今更だけど、Pink Floyd「夜明けの口笛吹き」が凄すぎる
天才とはシド・バレットのこと。
最近「永遠」とかいうアンビエント色の強い作品を発表したようですが、
ロジャー・ウォーターズのいないPink Floydは、もはやPink Floydではないので興味がありません。
初期のPink Floydには前述の「天才」シド・バレットという男がいました。
元々、シド・バレットがPink Floydのリーダーとして立っており、初期の作品は全然プログレではありません。
サイケデリックを極めた作風です。
シドはLSDをやりすぎて、バンド活動に支障をきたすようになり、Pink Floydのメンバーから追い出されるような形でバンドを去ります。
今現在、プログレッシブの四天王として君臨しているPink Floydですが、シド在籍時のPink Floydはプログレではなくサイケバンドです。
それも、現在まで「夜明けの口笛吹き」を超すようなサイケアルバムはないほど、確立しているサイケアルバムです。
シド・バレットに影響を受けたアーティストは数多くいますが、
シドがいなければ、グラムロックというジャンルすらなかったかもしれません。
その「シドのPink Floyd」としての代表作「夜明けの口笛吹き」
是非聴いてみてください。
個人的には、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」よりも好きなサイケアルバムです。
(Pink Floydが「夜明けの口笛吹き」をレコーディングしているスタジオの隣のブースでThe Beatlesが「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」のレコーディングをしており、ポールに「彼らの演奏には打ちのめされた…」と語ったのは有名な話です)