『嫌われる勇気』
今とても人気な書籍ですので、もうご紹介するまでもないと思いますが、こちらの『嫌われる勇気』は、ここ最近読んだ書籍の中で最もお勧めです!
フロイトの提唱する「原因論」などを根本から覆す内容になっています。
原因論とは、簡単に言うと
「今の自分があるのは、過去の環境(生い立ちや、生活スタイル、関わる人間、トラウマ…など)が影響しており、その結果、現在の自分が形成された」
という理論のことです。一般的な理論ですね。
『嫌われる勇気』ではアルフレッド・アドラーという心理学者の考えを、「哲人」と「青年」の対話形式にて説明している書籍です。
アドラーは、前述のフロイトの「原因論」を完全否定しています。
「目的論」という理論を掲げ、
「今の自分があるのは、自分がそうなりたいと望んだからである」
「過去のトラウマや環境は関係なく、自分がそうあることで自分を守ったり、有利な立場にありたいという本能的なものによって形成されたのだ」
という、真逆の立場をとっています。
もちろんこのようなことを突然言われると、反論なども多く出てくると思います。
そのような反論を「青年」が我々の代弁者として「哲人」にぶつけつつ、会話が進んでいきます。
今までの「常識」を覆され、非常に大きな衝撃を受けました。
岡本太郎の著書を読んだ時の感動・衝撃に似ているものがあります。
まだ未読の皆さんも、ご興味があればぜひ目を通してみてください。