エイフェックスツインの新譜「Syro」について（昨日の記事に追記です）

昨日、「Aphex Twin「Syro」」のリリース記事を書きましたが、追記です。

この新譜を出すまでの13年間に、リチャード自身、結婚したり子どもが生まれたり、プライベートにも大きな変化があったようです。

今回の「Syro」12曲目の「aisatsana[102]」という曲は、彼の奥さんに向けた曲となっているようです。

聴いてみたところ、ノスタルジックなピアノの名曲でした。

音と音との空間が、次の音への期待を高まらせる。

小説家が、行間を大事にするように、音と音の間に意味合いを付与しているような、素敵な楽曲です。

こんな曲を贈られたら、奥さん幸せだろうなぁと感じました。

Aphex Twinの凄いところは、ビート炸裂な曲の間に唐突にノスタルジックな曲を挿入してくるところです。

それが、更にアルバム全体の調和として見たときに違和感なく置かれている。

それは、他のアーティストにはなかなか出来ることではないように思われるのです。